テクノストラクチャーとは

パナソニック耐震住宅工法
テクノストラクチャー

「強固な部材」と
「構造計算」で
地震に強い住まい

「テクノストラクチャーの家」は、木造住宅の要となる梁と接合部をオリジナル部材で強化。さらに家の骨組みのバランスや強さを「構造計算」で確認し、確かな安全性を実現しています。

地震に強い住まいを実現するテクノビーム

家を支える大切な梁に木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用。木材の縦方向の力には強く、横方向からの力に弱いという性質を鉄の力でカバーします。さらに強度の高い柱を採用し「ドリフトピン」で接合。一般的な木造住宅の接合部の約3倍もの強度を実現します。※1

※1 一般的な木造住宅の接合強度は「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(平成20年)」に準拠

従来の木造住宅との違いは?

従来の木造住宅の木製梁は長期間の荷重でたわみが進行(クリープ変型)することがあります。それを補強するために柱や梁がたくさん必要になってきますが、増やすことによって間取りが制限されるため、従来の木造住宅では広い部屋を作るのには限界がありました。ですが、テクノストラクチャーの家では、木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用しているため柱がなくても強度な梁の力で大空間を支えることが可能なため、大きな吹き抜け、柱なしの大空間、スキップフロアなど、部材の強さを生かした大胆な空間設計が可能です。

  • 従来の木造住宅で柱が少ない場合・長期間の荷重でたわみが進行・たわみが進行すると構造物の強度も低下
  • 従来の木造住宅で柱を入れた場合・構造物の強度を補強するため柱や梁が多く必要になるため、間取りが制限される。

テクノストラクチャーの家だと

  • ・木と鉄の複合梁「テクノビーム」を使用することにより梁が強化。通常の木の梁と比べると「たわみ」が少ないので、長い年月が経過した後も、梁の「たわみ」からくる骨組み全体のゆがみがおさえられます。
  • ・間取りの制限が緩和。大きな吹き抜け、柱なしの大空間、スキップフロアなど、部材の強さを生かした大胆な空間設計が可能です。
  • 従来の梁でつくる木造住宅の場合・部屋の間口は約3.6m、天井高は約2.4m
  • テクノストラクチャーの家の場合※1 部屋の間口は最大約10m(グランドテクノビーム使用の場合)
      天井高は最大約4.0m(高天井対応部材使用の場合)

接合部の弱点を強化オリジナル接合部材

強い部材を使っても、接合部が弱いと本来の力を発揮できません。テクノストラクチャーでは「テクノビーム」に加え、木の力を引き出す金具接合仕様を採用。施工者によって強度のバラつきが出ることも少なく、接合部での安定した高強度を実現しています。

確かな安全性を確認する構造計算

建造物を建てる際、災害に対する強さを確認する方法が「構造計算」です。構造計算は、2階建て以下の木造一戸建て住宅※2には義務付けられておらず、大多数の木造住宅が法律で定められている最低限の基準をクリアして建てられているのが現実です。「テクノストラクチャーの家」では、一棟一棟間取りが違う木造一戸建て住宅にこそ構造計算が必要だと考え、すべての住宅において許容応力度計算による構造計算を行っています。
※2 延床面積500㎡以上のものは除く